#28 判断が遅いのは優柔不断じゃなかった

共感体質シリーズ第3章のアイキャッチ画像

決断が早い人を見ると、
「すごいな」
「なんでそんなに即決できるんだろう」
と思うことがありました。

一方の私は、
調べて、考えて、理由を集めて、
納得してからじゃないと動けない。

そのたびに、
自分は優柔不断だな」
そんなふうに思っていました。

でも最近、ようやく腑に落ちたんです。

これは性格の問題じゃなく、
脳の安全装置が
強化されすぎていただけだったのだと。


判断が遅くなるとき、頭の中で起きていること

何かを決めようとするとき、
私の頭の中では、
同時にこんな処理が走っています。

  • これを選んだら、あとで困らないか
  • 失敗した場合、どこまでリカバリーできるか
  • 周囲にどう影響するか
  • 本当に自分は納得しているか

選択肢を見る前に、
「選んだ後の世界」まで
一気にシミュレーションしてしまう。

その結果、
決める前に情報処理が渋滞して、
いったん止まる。

これが、私の「判断が遅い」の正体でした。

それは優柔不断ではなく「安全確認」だった

よく言う「石橋を叩いて渡る」タイプというより、
私の場合はもう少し過剰です。

橋を渡る前に、

  • 橋の素材
  • 耐久年数
  • 天気
  • 通行人の数
  • 落ちた場合の救助ルート

全部チェックしてからじゃないと進めない。

これは慎重というより、
アルソック強化系の脳内警備システム

自分を危険にさらさないために、
「本当に大丈夫か?」を
何重にも確認しているだけでした。

「違和感に気づくのが遅れる理由」ともつながっている

この構造は、
その場で即NOが出ないこととも深く関係しています。

その瞬間は、
全体を一度飲み込んで処理しようとする。
だから「まあいいか」と流せてしまう。

でも、あとから静かな場所でふと気づく。

「あれ、ちょっとおかしかったかも」

これは判断力がないのではなく、
外部処理を優先する構造をしているだけ。

判断が遅い人は、実は失敗しにくい

即断即決タイプはスピードが武器。
一方で、私はこうでした。

  • 一度決めるとブレにくい
  • あとから後悔が少ない
  • 同じ失敗を繰り返しにくい

時間はかかるけれど、
後処理が少ない設計だったんです。

「遅い」のではなく、
決める前に全部終わらせているのです。

判断が遅い自分との付き合い方

  • すぐ決められない自分を責めない
  • 「保留」も立派な判断だと知る
  • 納得が必要な脳だと理解する

直す必要はありません。
知っておくだけで十分です。

おわりに|判断が遅いのは安全確認だった

私は、決断力がない人間だと思っていました。

でも実際は、
決める前に、全部見ていただけだった。

アルソック強化系の脳は、
動き出すまでに時間がかかる。
でも一度動き出したら、案外しぶとい。

それが、私の脳の仕様でした。


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