#28 判断が遅いのは優柔不断じゃなかった

決断が早い人を見ると、

「すごいな」
「なんでそんなに即決できるんだろう」
と思うことがありました。

一方の私は、
調べて、考えて、理由を集めて、
納得してからじゃないと動けない。

そのたびに、
自分は優柔不断なんじゃないか
そんなふうに思っていました。

でも最近、ようやく腑に落ちたんです。

これは性格の問題じゃなく、
脳の安全装置が強化されすぎていただけだったのだと。


判断が遅くなるとき、頭の中で起きていること

何かを決めようとするとき、
私の頭の中では、同時にこんな処理が走っています。

・これを選んだら、あとで困らないか
・失敗した場合、どこまでリカバリーできるか
・周囲にどう影響するか
・本当に自分は納得しているか

選択肢を見る前に、「選んだ後の世界」まで
一気にシミュレーションしてしまう。

その結果、
決める前に情報処理が渋滞して、いったん止まる。

これが、私の「判断が遅い」の正体でした。

それは優柔不断ではなく「安全確認」だった

よく言う「石橋を叩いて渡る」タイプというより、
私の場合はもう少し過剰です。

橋を渡る前に、

・橋の素材
・耐久年数
・天気
・通行人の数
・落ちた場合の救助ルート

全部チェックしてからじゃないと進めない。

これは慎重というより、
アルソック強化系の脳内警備システム

自分を危険にさらさないために、
「本当に大丈夫か?」を
何重にも確認しているだけでした。

「違和感に気づくのが遅れる理由」ともつながっている

この構造は、
その場で即NOが出ないこととも深く関係しています。

その瞬間は、
全体を一度飲み込んで処理しようとする。
だから「まあいいか」と流せてしまう。

でも、あとから静かな場所でふと気づく。

「あれ、ちょっとおかしかったかも」

これは判断力がないのではなく、
外部処理を優先する順番をしているだけ。

判断が遅い人は、実は失敗しにくい

即断即決タイプはスピードが武器。
一方で、私はこうでした。

・一度決めるとブレにくい
・あとから後悔が少ない
・同じ失敗を繰り返しにくい

時間はかかるけれど、
後処理が少ない設計だったんです。

「遅い」のではなく、
決める前に全部終わらせているのです。

判断が遅い自分との付き合い方

・すぐ決められない自分を責めない
・「保留」も立派な判断だと知る
・納得が必要な脳だと理解する</li>

直す必要はありません。
知っておくだけで十分です。

おわりに

私は、決断力がない人間だと思っていました。

でも実際は、
決める前に、全部見ていただけだった。

アルソック強化系の脳は、
動き出すまでに時間がかかる。
でも一度動き出したら、案外しぶとい。

それが、私の脳の仕様でした。


判断そのものより、
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