#11 “気分でキレる上司”にすり減っていた話

共感体質シリーズ第2章のアイキャッチ画像

共感体質として働いていると、
「どうしてこんなに気分で態度が変わるんだろう?」
「なぜ急にキレたり、突然優しくなったりするの?」
そんな“読めないタイプの上司”に振り回されて、
心がすり減ってしまうことがあります。

今回は、私が実際に出会った
“気分でキレる上司”との関わりの記録です。

共感体質として、どう距離を取り、
どう心を守ったのか。

その試行錯誤を書いていきます。


気分屋で突然キレる上司

以前、私は「怒るか優しいか」が
極端に切り替わる上司の下で働いていました。

その日の機嫌次第で世界が変わるような、
あの独特の緊張感。

以下は、当時の私が感じていたことです。

  • 昨日は優しかったのに、今日は怒鳴り声
  • 注意の内容が毎日変わり、基準があいまい
  • 何が地雷なのか、まったく読めない
  • 急に不機嫌になり、急にニコニコ戻る

共感体質の私は、
相手の表情や声のトーンの変化に
どうしても敏感です。

だからこそ、怒られた記憶そのものよりも
「次はいつキレられるんだろう」という予期不安
常に体に張りついていました。

今思えば、あの環境で
“疲れるのは当然”だったと思います。

アンビバレント型とは

あるとき私は
「なぜこの上司がここまで極端なのか」
純粋に疑問に思いました。

そこで、心理の仕組みや思考傾向を
調べてみることにしたのです。

そうして知ったのが、彼女の特徴がいわゆる
“アンビバレント型”
(気分で動き、矛盾に気づかないタイプ)
これに当てはまっていました。

このタイプの人は、
次のような傾向を持ちやすいと言われています。

  • その瞬間の感情で行動が決まる
  • 矛盾に本人が気づかない
  • 怒りが終わると、怒ったことすら半分忘れる
  • 感情の切り替わりが“他人より極端に速い”

この特徴を知ったとき、私はようやく
「私が悪かったわけじゃなかったんだ」
そう腑に落ちました。

もちろん、理不尽な態度を許容する
という話ではありません。

ただ、「相手の構造の問題だったんだ」
そう理解できたことで、
ずっと抱えていた“恐怖”と“身構え”が
ふっと軽くなったのです。

相手との“距離感”

私はこれまで、職場で物事が円滑に進むように、

  • 空気を読む
  • 場の雰囲気を読む
  • 求められている行動を先読みする

そんなふうに、
自分をすり減らしながら対応していた気がします。

でもアンビバレント型の上司は、
こちらがどれだけ気を遣っても
態度が安定するタイプではないと知りました。

そこで私は、
“共感体質なりの省エネモード”を
採用することにしました。

  • 無理に笑わない
  • 感情で返さない
  • 報告は短く、事務的に
  • 相手の気分に合わせない
  • 怒っていても淡々と対応する

この省エネモードに切り替えてから、
心が驚くほど軽くなりました。

“上司に合わせてボロボロになる私”ではなく、
“自分のペースで働く私”に戻れたのです。

まとめ

この経験で私が強く学んだのは、
共感体質は“相手を深く理解しすぎる必要はない”
ということです。

必要なのは、ただこの3つだけ。

  • 相手の特徴を知っておくこと
  • 自分が消耗しない距離を選ぶこと
  • 無理に合わせないこと

この3つだけで、
人間関係は見違えるほど軽くなります。

「相手を理解する=深く関わる」ではありません。
“相手を知る=自分を守れる”ということ。

これからも、
共感体質なりの距離感を大切にしながら、
自分の心がしんどくならない
そんな働き方を選んでいきたいです。