共感体質として働いていると、
「どうしてこの人はこんなに気分で態度が変わるんだろう?」
「なんで急にキレたり、突然優しくなったりするの?」
そんな“読めないタイプの上司”に振り回されて、心がすり減ってしまうことがあります。
今回は、私が実際に出会った“気分でキレる上司”との関わりの記録です。
共感体質として、どう距離を取り、どう心を守ったのか。
その試行錯誤を書いていきます。
気分屋で、突然キレる上司との日々
以前、私は「怒るか優しいか」が極端に切り替わる上司の下で働いていました。
その日の機嫌次第で世界が変わるような、あの独特の緊張感。
以下は、当時の私が感じていたことです。
- 昨日は優しかったのに、今日は怒鳴り声
- 注意の内容が毎日変わり、基準があいまい
- こちらの言葉や態度の“何が地雷なのか”まったく読めない
- 急に不機嫌になり、急にニコニコ戻る
共感体質の私は、相手の表情や声のトーンの変化にどうしても敏感です。
だからこそ、怒られた記憶そのものよりも「次はいつキレられるんだろう」という予期不安が常に体に張りついていました。
今思えば、あの環境で“疲れるのは当然だった”んだと思います。
調べていくうちに、“アンビバレント型”を知った
あるとき私は「なぜこの上司がここまで極端なのか」純粋に疑問に思いました。
そこで、心理の仕組みや思考傾向を調べてみることにしたのです。
そうして知ったのが、彼女の特徴がいわゆる
“アンビバレント型(気分で動き、矛盾に気づかないタイプ)”
に当てはまっていたということでした。
このタイプの人は、次のような傾向を持ちやすいと言われています。
- その瞬間の感情で行動が決まる
- 矛盾に本人が気づかない
- 怒りが終わると、怒ったことすら半分忘れる
- 感情の切り替わりが“他人より極端に速い”
この特徴を知ったとき、私はようやく「私が悪かったわけじゃなかったんだ」と腑に落ちました。
もちろん、理不尽な態度を許すという話ではありません。
ただ、「相手の構造の問題だったんだ」と理解できたことで、ずっと抱えていた“恐怖”と“身構え”がふっと軽くなったのです。
心が軽くなった理由は、“理解”ではなく“距離感”だった
私はこれまで、職場で物事が円滑に進むように、
- 空気を読む
- 場の雰囲気を読む
- 求められている行動を先読みする
そんなふうに、自分をすり減らしながら対応していた気がします。
でもアンビバレント型の上司は、こちらがどれだけ気を遣っても態度が安定するタイプではないと知りました。
そこで私は、“共感体質なりの省エネモード”を採用することにしました。
- 無理に笑わない
- 感情で返さない
- 報告は短く、事務的に
- 相手の気分に合わせない
- 怒っていても淡々と対応する
この省エネモードに切り替えてから、心が驚くほど軽くなりました。
“上司に合わせてボロボロになる私”ではなく、
“自分のペースで働く私”に戻れたのです。
共感体質は、“理解”より“距離”で変わる
この経験で私が強く学んだのは、共感体質は“相手を深く理解しすぎる必要はない”ということです。
必要なのは、ただこの3つだけ。
- 相手の特徴を知っておくこと
- 自分が消耗しない距離を選ぶこと
- 無理に合わせないこと
この3つだけで、人間関係は見違えるほど軽くなります。
「相手を理解する=深く関わる」ではありません。
“相手の取扱説明書を知る=自分を守れる”ということ。
これからも、共感体質なりの距離感を大切にしながら、自分の心がしんどくならない働き方を選んでいきたいです。
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