「またその話…?」と思うくらい、
同じ愚痴を何度も何度も聞かされる相手。
しかも、AさんにBさんの愚痴を言い、
BさんにはAさんの愚痴を言う
——そんな“負の渦”の中心にいる先輩がいました。
当時の私は、
職場の人間関係を壊したくなくて、
話を聞き流しながらも、
なんとなく付き合っていました。
でも、長く付き合うほど、
心のエネルギーが
じわじわ削られていく感覚が
強くなっていきます。
今回は、そんな先輩との関わり方について
振り返ってみたいと思います。
愚痴エンドレス先輩とは
その先輩は、
仕事自体はてきぱきこなすし、
表向きは“面倒見のいい先輩”でした。
ただ、一緒にいる時間が長くなるほど、
ある傾向が目立ってきました。
- ずいぶん前の出来事を、
何度も何度も同じ温度で愚痴る - AさんにBさんの、
BさんにはAさんの愚痴を言う
そう、
どこにいても愚痴ばかり言うんです。
最初のころは、
「きっとつらかったんだろうな」
「話を聞くくらいなら」
そう思っていました。
ところが、
同じ話が何度も何度も
エンドレスでループし続けるのです。
そして、
私がうっかり同調してしまうと、
「あの子も同じことを言っていた」と、
私の名前までセットで
広められてしまう可能性もあります。
なかなか芳しい
危険な香りがしますよね。
共感体質が“愚痴の受け皿”になったとき
愚痴そのものが悪いわけではないと、
今でも思っています。
誰かに話して少し軽くなることもあるし、
信頼している相手に弱音を吐けることは、
ある意味で健全さでもあります。
ただ、共感体質の私は、
相手の感情をそのまま飲み込んでしまう。
先輩の愚痴ループに触れるたびに、
こちらの気力まで一緒に吸い取られていく
そんな感覚がありました。
長く付き合うほど、
- 気持ちがずしんと重くなる
- やる気や集中力が削がれていく
- 帰宅後も、
先輩の言葉や表情が頭から離れない
という負の連鎖が起きてしまいます。
愚痴エンドレスに巻き込まれないための関わり方
では、どう関わっていけばいいのか。
私が最も重要だと思ったのは、
「ひとつひとつの愚痴に丁寧に反応しない」
ということです。
ただただ、
自分の気力が削れていくだけなので、
聞き流すくらいのスタンスに変えました。
同調せず、
川の底にぽつねんとある石ころのように
愚痴という水の流れを
「そうなんですね〜」
「大変でしたね」
と、ただ眺めているだけ。
これが最も
心のバッテリーを消耗せずにいられました。
まとめ
私は、
「話を聞かないと悪いかな」
「途中で切り上げるのは申し訳ない」
と、自分より相手を優先していました。
でも、
すべての愚痴に丁寧に付き合う必要は、
きっとありません。
私自身、この先輩との関わりを通して、
「共感すること」と「受け皿になること」
この二つは違うと学びました。
すべての人に深く共感しなくていい。
すべての愚痴の“受け皿”にならなくていい。
それだけで、
少し心が軽くなるかもしれません。