落ち込むほどではないのに、
なんだか心が重い日があります。
「疲れた…?」と思っても、
理由がぱっと浮かばない。
そんな日の正体は、
感情ではなく“情報量”にあります。
今日は、この見えにくい“情報の渋滞”について
お話しします。
なんでもない一日なのに、心がざわつく日
共感体質は、感情だけでなく「情報」にも敏感です。
職場の資料、チャット、温度や気配の変化、
上司の声色、会話の間…。
自分では普通に過ごしているつもりでも、
実は膨大な情報を拾い続けています。
そして気づくと、頭はずっと動いているのに、
心はざわざわして落ち着かない状態になっている。
これが情報の渋滞の入り口です。
個人的には、情報渋滞の日は
「早口の人の話がまったく入ってこない」
という現象が起きがちです。
話が速いから嫌なのではなく、
脳の処理が追いつかない。
もはや「一行でまとめて…」と思ってしまうほど、
容量オーバーになっています。
情報渋滞の正体は、“脳の処理能力”の限界
脳には、一日に処理できる情報量に上限があります。
しかも共感体質は、情報の粒が細かく、
人より多くの入力を拾ってしまう特徴があります。
その結果、
処理しきれなかった情報が脳内に滞留し、
「落ち込んでいるわけでもないのに疲れる」
「理由不明のざわつき」
として現れます。
これは性格の問題でも、気のせいでもありません。
単純に、
脳の作業机がいっぱいになっているだけなのです。
(ここでいう作業机とは、
頭の中で一時的に情報を並べて処理するスペースのことです)
情報が多すぎると“アイデアが止まらない日”にもなる
一見すると良いことに思える
「アイデアが次々出てくる日」。
でも私は、これも情報渋滞の症状だと感じています。
ひらめきではなく、
処理しきれない情報が膨らみ続けるイメージ。
雪だるまのように思考が増殖し、
タスクが増え続けていく感じです。
考えても考えても、
まとまるどころか余白がなくなっていく。
これも立派な“オーバーフロー”です。
どう対処する?——情報の“入口”をしぼる
情報渋滞の日は、むやみに頑張らず、
「入口を減らす」ことが一番の近道です。
・一時的に機内モードにする
・ナイトモード(集中モード)で通知を遮断する
・判断回数を減らす(今日はこれだけ、と決める)
・深掘りしない。とりあえず「保留フォルダ」に置く
・頭に溜まったものを軽くメモに書き出す
・静かな場所に避難して、脳の回復時間をつくる
これだけでも、脳の入口がゆるみ、
心のざわつきがふっと落ち着くことがあります。
情報渋滞は、
感情の問題ではなく“脳の容量”の問題。
だからこそ、
気合ではどうにもできない日があって当然なのです。
この「情報の渋滞」を、
私はAIを使って外に出すこともあります。
おわりに
情報の渋滞が起きている日は、
いつもの自分より少しだけ世界が騒がしく感じます。
でも、それは敏感さのせいではなく、
たくさんの情報に立ち向かった証でもあります。
静けさをつくり、入口をしぼるだけで、
心のスペースは戻ってきます。
「今日は脳の容量オーバーなんだな」
そうやさしく認めてあげることで、
また自然と前を向ける日がやってきます。