#32 分析グセから行動ログに切り替え中

共感体質シリーズ第4章のアイキャッチ画像

共感体質の私は、
気づくと勝手に分析を始めています。

「なんでそんな動きするんだろう?」
「非効率すぎない?」
「また地雷踏みに行ってない?」

……って、別にどうでもいいところまで、
脳が勝手にレビューし始める。

でも最近、ようやくわかってきました。

私が疲れている理由のひとつは、
「目の前の事実」じゃなく、
「脳内の解釈ログ」
勝手に消耗していたからなんだな、と。


分析グセは「性格」じゃなく、脳の自動運転

第3章で、自分の反応を
だいぶ理解できるようになってきました。
それでも、日常ではまだまだ自動運転が発動します。

私の脳は、情報を受け取った瞬間に、

  • 相手の意図を推測する
  • 次に起きることを予測する
  • 「こうするべき」を脳内で組み立てる

これを、ほぼ無意識でやっています。

たぶんこれ、
私の脳内警備システム(=安全装置)が、
「先に把握しておけば安全」だと
そう考えてるんだと思う。

でも――
先回りして安全になるどころか、
私が先に削れていく

これが問題でした。

行動ログって何?:解釈をやめて「事実」だけを書く練習

ここで最近、私が練習しているのが行動ログです。

やることはシンプル。
解釈を止めて、事実だけをメモする

たとえば、脳内でこう始まったとき。

  • 「なんでこんな行動するんだろう?」
  • 「またややこしくなりそう」
  • 「ああ、もうイラつく」

そこで一旦、合図を出します。

「今、分析モード入った。行動ログに切り替え。」

そして、頭の中の文章をこう変換します。

  • (解釈)「非効率的すぎる」
    →(行動ログ)「◯◯が未処理」
  • (解釈)「また地雷踏みに行ってる」
    →(行動ログ)「手順が飛んでいる」
  • (解釈)「距離が近い、無理」
    →(行動ログ)「距離が近い」

ポイントは、
“相手を裁かない”こと。
“物語を作らない”こと。

ただ、事実だけ。

それだけで、
脳の熱量が少し下がります。

なぜ効くの?:脳の作業机から「レビュー案件」を下ろせる

行動ログが効く理由は、たぶんこれです。

分析って、脳の作業机の上で

  • 仮説を立てて
  • 相手の心理を推測して
  • 未来を予測して
  • 対処法まで勝手に組み立てる

という、フルコースを回し始める。

でもそれって、
「いま目の前で起きていること」
それ以上の仕事なんですよね。

しかも、私ひとりで勝手に。

行動ログにすると、
脳の作業机から「レビュー案件」がスッと下りて、
“今やること”だけが残る感じがします。

実践:分析が始まった瞬間にやる3ステップ

私がやっている流れは、だいたいこれです。

  1. 気づく:「今、解釈ログが走ってる」
  2. 止める:「行動ログに切り替え」
  3. 書き換える:事実だけの短文に変換する

慣れるまでは、脳内でやるだけでOK。
余裕がある日は、
スマホのメモに一言だけ残してもいい。

大事なのは、うまくやることより、
「切り替える回数」を増やすことだと思っています。

追加のコツ:物理距離を「急に変えない」

これは、最近の自分で気づいたことなんだけど。

「気になるから、見ないようにする」ってやると、
いったん遮断できたように見えても、
次に視界に入った瞬間、情報が一気に流れ込んで
逆に脳が暴走しやすいことがあります。

だから私は今、
距離を“ゼロか100”で切らない練習もしています。

  • 視線だけ外す(見ない、ではなく“追わない”)
  • 一歩下がる(自分の境界線を物理で作る)
  • 視界に入ってきたら、
    即ログに変換する(レビュー禁止)

遮断しようとするほど、
自分の脳内警備システムが「危険!」と反応して、
むしろ監視を強める感じがある。

だから、
「入ってきてもいい。その代わりログにする」
この方が、私には合っていました。

まとめ:解釈ログをやめると、心が静かになる

分析グセは、すぐには消えません。
たぶん私は、これからも勝手に分析を始める。

でも、
分析し始めた瞬間に、
行動ログへ切り替えられるなら、
脳の暴走はだいぶ減らせます。

解釈より先に、事実だけを置く。
脳の作業机を、勝手に散らかさない。

それは、冷たさじゃなくて、
自分を削らずに生きるための、
静かな技術だと思っています。


次回予告

次は、もう少し“境界線”の話。
相手の機嫌や空気を、天気みたいに眺める。
自分の内側に入れないための
フィルターの貼り方を書いてみます。

#33 感情のアンテナに「フィルター」を貼る


ひとつ前の章(自己理解)が気になる方は、
こちらもどうぞ。