#5 無理しないつながり方

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無理しないつながり方

かつての私は、
「誘われたら断らないルール」で生きていました。

予定がびっしり詰まっていないと、不安になる。
誰かと過ごしていれば
「ちゃんと社会に溶け込めている気」がしたんです。

飲み会やイベントでは、
場の雰囲気に乗るように笑い、
輪の中心に立つ人のテンションを真似していました。

“明るくノリがよく、誰とでも仲良くできる自分”
それを演じることが社会人としての正解だと、
頑なに信じていたんです。

その場では本気で楽しんでいるのに、
帰り道でどっと疲れて、
電車の窓に映る自分が別人みたいに見える。

楽しかったはずなのに、
エネルギーだけが抜け落ちていく——。

そんな日が、少しずつ増えていきました。

静けさを取り戻したあと、
ようやくわかったんです。

人間関係って、
“広げる”ことよりも“深さ”が大切なんだと。

無理して笑うより、
自然でいられる人と過ごす方が、
ずっと誠実で、ちゃんと生きている気がしました。

昔の私は
「優しくしなきゃ」
「場を壊しちゃいけない」
そう頑なに信じていて、
自分の体力や心の限界よりも、
“場の空気”を優先していました。

でも今は、

  • ちゃんと疲れたら帰る。
  • 行きたいときだけ参加する。

それでも関係が続く人がいると知って、
ようやく“無理しないつながり”
その心地よさを覚えました。

あとがき

「無理しない」
それはサボることでも冷たいことでもない。

自分を大切に扱うからこそ、
他人にも優しくできるんです。

今は、誘われなくても焦らない。

私の居場所は、
“他人を模倣する自分”の中じゃなくて、
自然体の私の中にあります。


次回は、
相手を信じるという静かな優しさについて綴ります。
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