静けさのある日々
人と距離を取ることが自然になってきた頃、私は週に一度、誰とも会わない「ひとりの日」をつくるようになりました。
以前なら「予定がない自分」に焦りを感じていたと思います。
けれど、それは寂しさではなく、「寂しい人だと思われたくない」という見られ方の恐怖だった気がします。
社会人になってからずっと、「ちゃんとしている人」に見えるよう頑張ってきました。
100のリストを叶えることも、最初は自分を高めるための努力でした。けれど、いざ100個の願いを書き出そうとすると、思ったよりしんどいのです。
だんだん「小さな幸せ」も書かないと埋まらなくなっていきました。
- ゆっくりお風呂に入る
- コーヒーを丁寧に淹れる
- 朝の光を浴びて深呼吸する
そんなささやかな願いが並ぶうちに、「これが本当の願いかもしれない」と気づきました。
今では、月に一度くらいの頻度でリストをぼんやり眺めては書き足し、少し直します。
最近、願いを考えるときに思うんです。
「明日死んで後悔するのは誰?」
「私だよね?」
そう思えるようになってから、静けさはようやく味方になりました。
あとがき
ひとりで過ごす時間は、空白ではなく余白です。
この静けさがあるからこそ、また誰かに優しくできる。
私にとっての“すこやかな生き方”は、そんな循環の中にあります。
第5話↓↓↓

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