あるある小話:今日も空気を読んでいます。
共感体質の一番の特徴は、頼まれてもいないのに他人の感情を受信することだと思います。
今日も勝手にチューニング中。
たとえば、会議中の上司の目線ひとつで脳内会話が始まります。
「いま目そらした=やりたくない?」
「あの目、呆れてる?」
「おい、オマエ!空気読まない発言やめろ!」
と、脳内で全力ツッコミ。
——目は口ほどに物を言うどころか、もはや心のラジオ番組。
こっちは受信料払いたいくらいです。
エレベーターでも、気づけば自動的に案内係モード全開。
ボタンの前に立とうものなら、
「何階に行かれますか?」
と聞きたくなり、降り際には
「ご利用ありがとうございました」
と言いたくなる。
乗ってるだけなのに、サービス精神の発作。
さらに厄介なのは、「この人いま機嫌悪いな」と察した瞬間。
悪化させないよう、周囲の環境を整えはじめます。
仲の悪い先輩同士を引き離したり、空気読まない後輩をさりげなく別の席に誘導したり。
気づけば、もはや“気配の交通整理員”。
相手が笑顔を取り戻すと、「今日も平和を守れた」と妙な達成感に包まれます。
たぶんこういう気疲れを、他の人は“何も感じてない”んだろうことは理解しています。しかし、私が空気を読みすぎることで、今日も世界は平和に回っている!
……に違いない。(祈り)
共感体質の宿命。
今日も勝手に空気を読んでいます。
第8話↓↓↓

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