#57 環境の微調整 | カレンダーの空白を「安心の在庫」として死守する技術

共感体質シリーズ第4章のアイキャッチ画像

共感体質は、
目に見えるもの、
耳から入るもの、
あらゆる情報から無意識に刺激を受け取って
脳のメモリを消費しています。

だからこそ、
自分のスケジュールの中に、
意識的に「完全な空白」を作ることが大切です。

今回は、
私が死守している「空白」という
回復のための微調整について綴ります。

空白は暇ではなく、「安心の在庫」である

カレンダーに何も予定が書いていない日。

世間一般では、
それを「空いている日」とか
「暇な日」とか
そう呼ぶかもしれません。

周囲から「その日暇なら、会える?」と
そう言われることもあるでしょう。

でも、私は
明確に「違います」と首を振ります。

私にとってスケジュールの空白とは、
時間が余っている状態ではありません。

来週も普通の顔をして生きていくために、
あらかじめ確保された
「回復の聖域」なのです。

正直に言うと、
休みの日の予定は「ゼロ」が理想です。

お出かけや楽しい予定であっても、
ひとつ入るだけで、私の脳は
「前後のエネルギー配分をどうしよう」と
自動で計算を始めてしまうからです。

ずっとゴロゴロしていてもいい。
非生産的なゲームをしてもいい。
誰とも連絡を取らなくてもいい。

その空白は、
怠惰ではなく、
接触遮断による脳の再起動時間です。

空白は、空いていません。

それは、来週を生き抜くための
「安心の在庫」なのです。

視界と通知から、徹底的にノイズを間引く

この「安心の在庫」を
家の中でもしっかり守るために、
私は五感から入るノイズにも
微調整を入れています。

まずは、スマホの通知です。

私のスマホは、
基本的にすべての通知がオフ、
バッジ(赤い数字)が出ない
そう設定しています。

画面がピカッと光るたび、
ポップアップが出るたび、
脳の作業机が
強制的に稼働してしまうからです。

情報は、自動で受信するのではなく、
私が取りにいきたいとき、
私のタイミングで見にいく。

これだけで、
心のバッテリーは保たれます。

「いつもの」を決めて、選択のコストをカットする

日常の小さな「選択」の回数を減らすことも、
立派な環境の微調整です。

毎朝、着ていく服に迷う。
お昼ご飯に何を食べるか迷う。

これらは一見小さなことに見えて、
確実に脳のバッテリーを削っていきます。

ただでさえ仕事で疲れているのに
些細なことにエネルギーを使いたくない。

そんな思いから
「いつもの服」
「いつものメニュー」など
2〜3種類の定番を作っています。

選択を自動化すれば、
脳のエネルギーを「悩む」という
プロセスに使わずに済みます。

カレンダーの空白を守り、通知を黙らせ、視界を静かに整え、選択をミニマルにする

些末なことも、蓄積すれば
心の澱となって底なし沼になります。

自ら沼に沈まないように
少しずつ自分に合った微調整を重ねることで
共感体質という難解な機械も
上手に乗りこなせるようになります。

私も日々、
「微調整」というメンテナンスをしながら
平穏に過ごせるよう奮闘しています。