#74 感情の解剖①|2階建て構造とイライラの正体

共感体質シリーズ第3章のアイキャッチ画像

職場や日常の中で、
「なんであんな雑な仕事をするんだろう」
「どうして私の気遣いを
踏みにじるようなことを言うんだろう」と、
激しいイライラやモヤモヤが
止まらなくなってしまうこと、ありませんか?

怒りを相手にぶつけることもできず、
心の中にイライラを溜め込んだまま、

「こんな細かいことで怒りがわく私って、
器が小さいのかな……」
「心が狭くて、
すぐにモヤモヤしてしまう自分が嫌になる」

そうやって、真面目な人ほど、
怒りを感じる自分自身を責めてしまいがちです。

外に出せないからこそ、
自分の内側がすり減っていってしまいますよね。

でも、どうか
自分を責めないでください。

あなたがそれほど激しく怒ってしまうのは、
あなたの心が狭いからではなく、
その怒りの「床下」に、
切ない本音が眠っているからなのです。

今回は、私たちが抱えるイライラの仕組みを
「感情の2階建て構造」という視点から、
解剖してみたいと思います。

怒りの床下に本音が眠っている

心理学の世界では、
怒りのことを「2次感情」と呼びます。

私はこれを、よく
「感情の2階建て構造」として
イメージしています。

私たちが職場で感じている
「ふざけないで!」
「もっとちゃんとやってよ!」
という激しいイライラは、
実は【1階のフロア】で暴れている
表向きの感情にすぎません。

本当に大切なのは、その1階の床下
――【地下の隠し部屋(1次感情)】
何が眠っているか、です。

床下の暗闇をそっと覗いてみると、
そこにはイライラではなく、
こんなに健気で傷ついた本音が
ポツンと座っています。

「一生懸命丁寧にやったのに、
雑に扱われて悲しかった」
「私がこれだけ相手を大切に労ったのだから、
同じように大切にしてほしかった」

そう。
私たちが激しく怒ってしまうのは、
相手に対して、
心の中でそれだけのエネルギーを注いで、
真っ直ぐな「期待」を抱いていたからなのです。

信じていたからこそ、
裏切られたと感じて、
心がズキッと傷ついていたのですね。

まずは、自分が勝手に抱いてしまった
「相手への勝手な期待」に気づくこと。

それだけで、トゲトゲしていたイライラは、
「そっか、私は相手を信頼したかったし、
期待していたからこそ傷ついたんだ」
という、
静かな納得へと形を変えていきます。

まずはその地下の本音を、
自分でそっと認めてあげるだけでいいのです。

もう一つの巨大な脳内バグ

さて、私たちのセンサーが引き起こす
「感情の罠」は、
このイライラだけではありません。

次回の記事では、
相手の何気ない一言を夜通し3Dスキャンして
布団の中で一人でボロボロになってしまう、
共感体質特有の
もう一つの巨大な脳内バグについて、
私の恥ずかしい黒歴史を交えて解剖していきます。

#75 感情の解剖② | 深読みと代理恐怖という過去の記憶


イライラの渦中で、
地下の本音を一人で深掘りするのは至難の業です。

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#A15 「感情解体」の脳内整理|猛烈なイライラはAIにおまかせ