棚卸しが終わり、気持ちとタスクの仕分けもできたら——
いよいよ、本音をやさしく掬い上げるフェーズに入ります。
ここは焦らず、ゆっくり、自分の“内なる声”に近づいていく時間です。
① 「いまの気持ち」をそのまま言葉にしてみる
まずは、理由も整合性もいりません。
ただ 「いま、何を感じているか」 を書き出します。
・疲れてる
・なんか不安
・やる気がでない
・あの人の一言、ちょっと引っかかってる
こんなラフさで十分です。
ここで大事なのは“正しさ”ではなく、存在している感情を見つけること。
言葉にすると、それだけで気持ちが少し見える位置まで浮かび上がってきます。
② 感情の奥にある「理由」をゆっくり探る
次は、その気持ちがどこから来ているのかを探してみます。
いきなり深掘りしなくてOK。
「なぜ?」と聞かれるとしんどい人は、言い換えましょう。
・これは“何に”反応している気持ち?
・どの瞬間に強く感じた?
・身体のどこがざわつく?
理由はひとつとは限りません。
重なっていることもあるし、ぼんやりしていることもある。
ここでは輪郭だけつかめれば十分です。
③ その気持ちを「どう扱いたいか」を考える
ここで初めて、行動につながる問いを使います。
・この気持ち、もう少し聞いてあげたほうがいい?
・ここは距離を置いたほうがいい?
・改善したいなら、どんな小さな一歩ならできそう?
・いまの自分に優しくするなら、何が必要?
本音とは、“自分がどうしたいか”の種です。
いきなり最適解を出さなくていい。
今の自分ができる、小さな「方針」だけ決めればOKです。
もっと深く整理したい人へ
ひとり会議には、ゆっくり確かめながら進むタイプと、
私のように「深掘りすると落ち着く」タイプがいます。
どちらもただの“思考のクセ”で、良し悪しではありません。
この記事ではどなたでも使いやすいようなステップを中心にまとめています。
もし「考え尽くす方が安心する」という人は、別記事をご覧ください。
④ 本音が見つかったら、そっと言葉をまとめる
最後に、本音を一行でまとめます。
これは “正解を書く作業” ではなく、自分へのメモ。
例:
・私はもっと丁寧に進めたいだけだった
・本当は傷ついていた
・忙しさに飲まれていただけだった
・やらなきゃじゃなくて、休みたいだけだった
こうして書き出すと、不思議なほど気持ちが落ち着きます。
本音は「気付いてもらえた」瞬間に静かになるからです。
次回予告:#5 まとめと行動フェーズへ
次は、本音をもとに「何をどう進めるか」を決めるステップです。
行動案を作るときに大事なのは、現実的で、やさしい一歩だけ。
ひとり会議の締め方を、つむぎ式で丁寧に紹介します。
