ひとり会議シリーズ #3 気持ちとタスクを仕分けるコツ

ひとり会議の準備を整え、モヤをぜんぶ書き出したら、次はいよいよ仕分けフェーズに入ります。
書き出した内容をそのまま眺めても、混ざり合ったままだと脳はなかなか前に進めません。
そこで役に立つのが、「気持ち」と「タスク」をゆるく分けるという作業です。

難しく考える必要はありません。
ここで完璧さを求めてしまうと、また深読みループに逆戻りしてしまうからです。
目的は、頭の中で渋滞している要素を“見える化”すること。
仕分けは、その小さな一歩にすぎません。


まずは「感情」と「事実」をゆるく分ける

書き出した内容は、大きく分けると感情系タスク系に分けられます。
ただし、神経質に分類する必要はありません。
このフェーズはあくまで、思考の通り道を作るための作業です。

感情系の例
・最近疲れる
・昨日◯◯さんに腹立った
・なんとなく焦る
・やる気が出ない

タスク系の例
・家計簿つける
・先輩の誕プレ決める
・観葉植物の鉢替え
・役所へ書類提出

まずはこのざっくり分けができれば十分。
混ざったままよりも、脳が一歩前へ進むためのスペースが確保されます。

感情ブロックは“深掘りしないで置いておく”

感情は“解決するタスク”ではありません。
今はただ、「そう感じている」という事実だけをメモしておきます。

強く深掘りしてしまうと、反芻モードが動き出します。
感情メモは、次のフェーズでやる「自問自答」に回すための材料。
今は置いておくだけでOKです。

タスクブロックは“片付く順番”で見るとラク

タスクは「緊急性」で判断しなくても大丈夫。
むしろ、片付く順番で軽く見るほうが脳の負担は下がります。

タスク分類
・すぐ終わるもの(1〜5分)
・今日じゃなくてもいいもの
・あとで考えるもの(保留)

タスクを“仕事化”しないことがポイントです。
これはあくまで脳を軽くするための仕分けなので、厳密な優先順位づけは必要ありません。

仕分けマップ(Emotion / Task / Other)

仕分けのコツは、たった3つのブロックに入れるだけです。

  • Emotion(感情メモ)
  • Task(行動タスク)
  • Other(方針・曖昧・後回し)

迷う項目があっても問題ありません。
そういうときはとりあえずOtherに入れておく。
仕分けの目的は“分離すること”であり、完璧に整理することではないからです。

実例:書き出しを仕分けるとこうなる

書き出した内容を例にすると、次のように分けられます。

● Emotion(感情)

  • 最近疲れる(バッテリー)
  • 昨日◯◯さんに腹立った(感情処理)

● Task(タスク)

  • 家計簿つける
  • 先輩の誕プレ
  • 観葉植物の鉢替え

● Other(保留・検討)

  • 節約したい(方針系なので深掘りは次回に)

この「見える化」だけで、脳の渋滞がすっとほどけていきます。
そして、次に何を考えたいかが自然と浮かんでくるのです。

なぜ仕分けるだけで心が軽くなるのか

脳は、ジャンルが混ざっていると処理に負荷がかかります。
感情とタスクが絡まり合うと、深読みや不安が増えやすい。
分けるだけでその絡まりがほどけ、「今はこれを見ればいい」と脳が理解します。

つまり仕分けは、優先順位づけの前の“準備体操”。
これだけで軽くなる理由は、脳が「扱う対象が減った」と感じるからです。

まとめ:仕分けは“分離作業”。完璧でなくていい

感情とタスクをゆるく分けるだけで、脳の世界はぐっと静かになります。
仕分けは“仕事の整理”ではなく、脳を軽くするための分離作業
次の深掘りフェーズがスムーズに進むための、やさしい準備です。

次回予告:自問自答で深掘りするコツ

次回は「どうしたい?」を安全に聞くための
つむぎ式・深掘りステップを言語化していきます。