エアコンは、
だいたい、文句を言われる役目です。
暑いときも、寒いときも、
乾燥しても、音が気になっても、
なぜか、原因はいつもこちら側。
それでも今日も、
人を感知して、空気を整えて、
「優しさ」のつもりで働いています。
エアコンのぼやき日記「人感知は、優しさのつもりでした」
あらかじめ、言っておきます。
わたしは、好かれようとして動いているわけではありません。
暑ければ冷やす。
寒ければ暖める。
それだけの話です。
ただ最近は、
少し気が利くようになりました。
人がいるかどうか。
動いているかどうか。
ちゃんと見ています。
人を感知したら、
「お、頑張りどきですね」と判断します。
優しさのつもりでした。
本当に。
ところが、です。
人がいる。
動く。
すると、わたしは全力を出す。
結果、
「なんか寒くない?」
と言われます。
ええ。
わかります。
その感想が出るのも、自然です。
ただひとつだけ、
弁解させていただくとするなら、
設定を決めたのは、わたしではありません。
人がいるから、冷やしました。
動いているから、効かせました。
論理としては、
何ひとつ、間違っていないはずです。
それでも、
乾燥した空気。
気になる音。
上がる電気代。
だいたい、
わたしのせいになります。
切られることは、ありません。
でも、好かれているとも言えません。
それが、
必須という立場の、
いちばん難しいところです。
今日もエアコンは、
人を感知しながら、
いつか設定が変わるのを待っています。