ひとり会議の準備を整え、モヤをぜんぶ書き出したら、次はいよいよ仕分けフェーズに入ります。
書き出した内容をそのまま眺めても、混ざり合ったままだと脳はなかなか前に進めません。
そこで役に立つのが、「気持ち」と「タスク」をゆるく分けるという作業です。
難しく考える必要はありません。
ここで完璧さを求めてしまうと、また深読みループに逆戻りしてしまうからです。
目的は、頭の中で渋滞している要素を“見える化”すること。
仕分けは、その小さな一歩にすぎません。
まずは「感情」と「事実」をゆるく分ける
書き出した内容は、大きく分けると感情系とタスク系に分けられます。
ただし、神経質に分類する必要はありません。
このフェーズはあくまで、思考の通り道を作るための作業です。
感情系の例
・最近疲れる
・昨日◯◯さんに腹立った
・なんとなく焦る
・やる気が出ない
タスク系の例
・家計簿つける
・先輩の誕プレ決める
・観葉植物の鉢替え
・役所へ書類提出
まずはこのざっくり分けができれば十分。
混ざったままよりも、脳が一歩前へ進むためのスペースが確保されます。
感情ブロックは“深掘りしないで置いておく”
感情は“解決するタスク”ではありません。
今はただ、「そう感じている」という事実だけをメモしておきます。
強く深掘りしてしまうと、反芻モードが動き出します。
感情メモは、次のフェーズでやる「自問自答」に回すための材料。
今は置いておくだけでOKです。
タスクブロックは“片付く順番”で見るとラク
タスクは「緊急性」で判断しなくても大丈夫。
むしろ、片付く順番で軽く見るほうが脳の負担は下がります。
タスク分類
・すぐ終わるもの(1〜5分)
・今日じゃなくてもいいもの
・あとで考えるもの(保留)
タスクを“仕事化”しないことがポイントです。
これはあくまで脳を軽くするための仕分けなので、厳密な優先順位づけは必要ありません。
仕分けマップ(Emotion / Task / Other)
仕分けのコツは、たった3つのブロックに入れるだけです。
- Emotion(感情メモ)
- Task(行動タスク)
- Other(方針・曖昧・後回し)
迷う項目があっても問題ありません。
そういうときはとりあえずOtherに入れておく。
仕分けの目的は“分離すること”であり、完璧に整理することではないからです。
実例:書き出しを仕分けるとこうなる
書き出した内容を例にすると、次のように分けられます。
● Emotion(感情)
- 最近疲れる(バッテリー)
- 昨日◯◯さんに腹立った(感情処理)
● Task(タスク)
- 家計簿つける
- 先輩の誕プレ
- 観葉植物の鉢替え
● Other(保留・検討)
- 節約したい(方針系なので深掘りは次回に)
この「見える化」だけで、脳の渋滞がすっとほどけていきます。
そして、次に何を考えたいかが自然と浮かんでくるのです。
なぜ仕分けるだけで心が軽くなるのか
脳は、ジャンルが混ざっていると処理に負荷がかかります。
感情とタスクが絡まり合うと、深読みや不安が増えやすい。
分けるだけでその絡まりがほどけ、「今はこれを見ればいい」と脳が理解します。
つまり仕分けは、優先順位づけの前の“準備体操”。
これだけで軽くなる理由は、脳が「扱う対象が減った」と感じるからです。
まとめ:仕分けは“分離作業”。完璧でなくていい
感情とタスクをゆるく分けるだけで、脳の世界はぐっと静かになります。
仕分けは“仕事の整理”ではなく、脳を軽くするための分離作業。
次の深掘りフェーズがスムーズに進むための、やさしい準備です。
次回予告:自問自答で深掘りするコツ
次回は「どうしたい?」を安全に聞くための
つむぎ式・深掘りステップを言語化していきます。
