#47 会話の交通整理をしていた頃

共感体質シリーズ第2章のアイキャッチ画像

彼女の話は、
とにかく、よく飛びました。

話している途中で、
いつの間にか別の話題にすり替わっている。
でも本人の中では、
ちゃんとつながっているらしい。


話が飛ぶ、主語が消える

LINEでも、
対面でも、
同じでした。

「え、いつからその話?」
「それは、誰の話?」
「今の話は、つまりこういうこと?」

確認しながらでないと、
会話が成立しない。

相談されることも多かったのですが、
何を相談されているのかを理解するところから、
始める必要がありました。

職場では、道案内役になる

仕事の場面でも、
少し小難しい話になると、
理解が追いつかない様子がありました。

そのたびに私は、
特に意識することもなく、
こう説明していました。

「それは違うかな」
「Aさんは、○○してと言っていたよ」
「つまり、BがCに変わったということ」

気づけば私は、
会話の流れを整理し、
行き先を示す役になっていました。

会話の交通整理という役割

当時は、
ただ話を聞いているだけだと思っていました。

でも彼女と会話したあとは、
理由もわからず
いつも疲れ果てていました。

でも今ならわかります。

私は、
会話の交通整理をしていました。

話が衝突しないように。
迷子がならないように。
方向がズレないように。

無意識のうちに、
道案内役を引き受けていたのだと思います。

役割は、勝手に固定される

彼女の話を整理し、翻訳していた。

誰かに頼まれたわけではありません。
でも、
話を整理しないと会話が進まなかった。

これもまた、
いつの間にか引き受けてしまった役割でした。