#25 疲れの正体は心のバッテリーにあった

共感体質シリーズ第3章のアイキャッチ画像

「なんで私だけ、こんなにすぐ疲れるんだろう?」
昔からずっとそう感じていました。

体力がないわけでもないし、
特別に弱いわけでもありません。

それなのに——

人と話しただけでじわっと重くなる。
外出後に「ふー」と座り込んでしまう。
予定が続くと、
一気にエネルギーが薄くなっていく。

そんな疑問に答えてくれたのが、
“心のバッテリー”という考え方でした。

私は疲れやすいのではなく、
刺激を拾いすぎて、
バッテリーの減りが早いタイプだったようです。

今回は、その仕組みを言葉にしてみます。


なぜ、人より疲れやすいのか?

最近になって、ようやく気づきました。

私が疲れやすいのは、
「敏感だから」でも「弱いから」でもなく、
ただ単に
処理している情報量が多すぎるから

人の表情、声のトーン、間、気配。
空間の明るさ、音、視覚情報。
会話の裏にあるニュアンスまで拾ってしまいます。

全部が一気に流れ込んでくるので、
脳が常にフル稼働になってしまいます。

そりゃあ疲れるよね、
という話です。

心のバッテリーは「刺激量」ではなく「処理量」で削られる

共感体質の人のエネルギー消費は、
「刺激が強いか弱いか」よりも、
裏側でどれだけ処理が走っているかで決まります。

これを、
スマホのバックグラウンドで動くアプリに
例えてみます。

たとえば、
普通の人にとっての「会話」は、
ひとつのアプリを起動している感覚に近い。

一方、
共感体質の人の「会話」では、
表では同じ会話アプリが動いていても、
裏側では同時にいくつものアプリが並走しています。

  • 相手の表情や声色の解析
  • 場の空気の読み取り
  • 言い方が適切だったか
  • 過去の似た場面の記憶照合

自分では、
「会話をしているだけ」のつもりでも、
実際には複数のアプリが同時に起動している状態。

だから、気づかないうちにCPUが熱を持ち、
あとから一気にバッテリーが減った
そう感じてしまうのです。

スマホのバッテリーが、
同時に動かしているアプリの数で減っていくように、
心のバッテリーも、
裏側で走っている処理量に左右されます。

「疲れた=弱い」という思い込みを手放す

長い間、
「疲れやすい=根性が足りない」
そう思い込んでいました。

でも、
そうではありませんでした。

疲れる理由は——

  • 気づきすぎる
  • 考えすぎる
  • 拾いすぎる
  • 処理しすぎる

という、単純な“処理量の問題”です。

弱いから疲れるのではなく、
むしろ
観察力・感受性・気配センサーが作動しすぎる
だから疲れてしまうのだと思います。

そして処理量が多い人ほど、
休むのが下手になりがちです。
「まだいけるかも」
と無理をしてしまうことも多いです。

おわりに|疲れやすさは弱さではない

疲れやすさは“弱さ”ではなく、
ただのバッテリーの消耗スピードの問題です。

刺激に気づけることも、
人の気持ちを察せることも、
空気を読み取れることも、
すべて“脳内センサー”による働きです。

「なんで私だけ疲れるんだろう?」
という疑問が、
少しでも
「そりゃあ疲れるよね」
と、そんな納得に変わりますように。

その小さな納得が、
自分へのやさしい第一歩になることを
そっと願っています。