頑張れていると思っていました。
でも、
体は先に止まってしまいました。
電池切れは、突然じゃない
電池切れは、
ある日突然ではありません。
少しずつ削れていたのだと思います。
でも当時の私は、
気づいていませんでした。
「頑張れている自分」は、
むしろ誇らしかったから。
1Kの部屋で、ベッドに辿り着けない
1Kの狭い部屋。
ベッドまで数歩なのに、辿り着けない。
玄関横でそのまま気絶。
翌朝、床の冷たさで目が覚める。
それでも「まあいける」と思っていました。
体は、ずっと不調だった
胃腸は常に不調。
食事は適当。
酒と煙草でなんとか回す。
人といるときは元気。
ひとりになると、無。
何もできない。
部屋は散らかり、
心のカオスがそのまま空間に出ていた気がします。
充電しているつもりだった。でも、0%のまま
充電しているつもりでした。
でも、つながっていない。
充電器を挿しても、0%のまま。
何をしても満たされない。
いつも空っぽ。
前向きな決断の形をした、逃げ
そして私は、
仕事を辞めました。
「海外留学」という、
小さい頃からの夢を叶えるため。
当時は前向きな決断だと思っていました。
今ならわかります。
あれは、逃げでした。
でも、あのときの私には、
それしか残っていなかった。
電池切れの先で、残ったもの
変われると信じて、
全力で走った。
いつかゴールに辿り着けると、
走りつづけました。
でも、
体は正直でした。
根明にはなれなかった。
心のどこかではわかっていました。
ただずっと、
気づかないフリをしていただけ。
それでも、
「向いていない」とわかったのは、
もうけものだったのかもしれません。
つづく