#64 根明修行の実践

共感体質シリーズ第2章のアイキャッチ画像

観察は終わりました。
次は、実践です。

私は、かぶれるものは全部かぶりました。
似合うかどうかは、考えませんでした。


同類のフリをしなければ、始まらない

私は、彼らと同類のフリをしました。

なぜなら、
私には彼らの要素が何もなかったから。

模倣するなら、
まずは同じ土俵に立たなければならない。

そう思っていました。

絶対的なルール

・誘われたら断らない
・何時でも行く
・夜通し遊んでも仕事は休まない
・連絡は密
・流行りは一通りやる

クラブ、飲み会、海、フェス、
キャンプ、スノボ、旅行。
だいたい制覇しました。

お金は気にしない。
今を生きる。
将来の不安は語らない。

いつも全力。

全部、フリだった。でも、本気だった

楽しいフリ。
おしゃべりなフリ。
「わかる〜!」と同調するフリ。
集まること自体が楽しいフリ。

全部、フリでした。

でも、
私は本気でした。

フリしているうちは能力ではない。
仮面が皮膚と融合する瞬間を、
ずっと、
ずっと待っていました。

猫が虎に進化して、
自分の毛皮になる日を願っていました。

努力すれば、
必ず変われると信じていたから。

小さな声は、聞こえていた

心の奥では、
小さな声が囁いていました。

「これ、きつくない?」

でも無視しました。
修行だから。

そして、
体力の限界がきました。

修行は、
終わらせたのではありません。

終わったのです。


つづく